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トッキー
2018.3.3 03:01その他ニュース

産経新聞に「スリーパーセル」印象操作のインチキ記事

今日(3月3日)の産経新聞1面に、
〈市民装う北工作員「スリーパーセル」〉
〈「活動想定し対策」政府、答弁書を閣議決定〉
〈数百人?実態つかめず〉
〈本国から直接指令 インフラ攻撃警戒〉
という見出しの記事が載っています。
筆者は加藤達也記者。

三浦瑠麗の「ワイドナショー」での
「スリーパーセル」発言を受けた記事です。

これ、見出しだけ見れば、
「スリーパーセル」という破壊工作員が
潜入しており、それは数百人いるのか
実態はつかめず、これが
北朝鮮本国から直接指令を受けて
インフラ攻撃をすることを警戒する必要があり、
政府はその活動を想定して、
対策するよう閣議決定した
…という記事が書いてあるとしか思えません。

ところが、記事本文を読むと、
書いてあることは全然違うのです!!

政府が閣議決定した答弁書は
わが国に存在するか否かを含め
動向に関する情報収集を行っている」
というもので、スリーパーセルが
いるかどうかもわからず調査中、
というものにすぎません。

さらに記事は、「破壊工作員」と
「諜報工作員」を
わざと混同させています。

記事では「スリーパーセル」の実例として
米国の「スリーパーエージェント」を
紹介するのですが、
それは全て
情報工作員であり、この記事自体に
〈いずれも…情報収集や政策影響力の
拡大を試みており、
「武装蜂起」を目指してはいない
と書いている始末です。

結局、「数百人?」というのは、
実は情報収集や公然活動を行っている
「工作員」を含んでおり、
正体を隠して潜伏している破壊工作員が
数百人いるとは全然書いていないのです。

〈本国から直接指令 インフラ攻撃警戒〉
というのも、警察関係者の話として、

「未把握で、朝鮮総連とは無関係に本国から
直接指令で動く者を念頭に警戒監視を
行っている。武装活動の懸念を否定することは
ないが、より脅威なのは技術系の専門知識を
持つ工作員がインフラ攻撃に出ることだ

という話が載っているだけ。
警察としてはあらゆる警戒をするのは当然だし、
しかもそれでも「武装活動」は第一の懸念ではなく、
「技術系の専門知識を持つ工作員」による
「インフラ攻撃」が最大の脅威ということで、
要するにこれはサイバー攻撃とかのことでしょう。

結局この記事では、三浦瑠麗が言った
「スリーパーセル」が実在するとは、
一切書いていないのです!!

ただ、見出しだけで
印象操作しているのです!!

産経新聞・加藤達也記者は、
正論新風賞を与えた三浦瑠麗を守るために、
こんなインチキな記事を一面に
載せたわけです。

この手法、かつて朝日新聞が、
見出しだけ見ると「慰安婦強制連行があった!」
と思ってしまうが、本文をよく読むと
実は違うという手口にそっくりです。

産経新聞は、朝日の何を
批判しているのでしょうか?
トッキー

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